顔ヨガと私

顔ヨガとかフェイシャルヨガって名乗ってるけど、ただ表情筋を動かすだけのヨガでもないし、何か別の呼称を考えようかな。と考えてる。

 

表情筋を動かすと、劇的に表情が作りやすい。

 

笑ってるつもりでも笑ってなかったり、怒ってる訳でもないのに不機嫌に思われて気を使われたり、怖いと思われて近寄り難く思われたり、、

 

知らず知らずのうちにそんな悩みを抱えてる人は意外と多く、顔ヨガと出会って私だけではないと知った。

 

何より私は写真が嫌いだった。

心から笑っている時はそうでもないのだけど、普段の顔つきがジブンの思ってるものとは程遠かった。

写真を避けて鏡を極力みない生活を送っていたものの、max顔面崩壊とでも言えるようなジブンを直視するタイミングがやってきた。

 

介護が15年、最期は要介護5というしゃべることもままならず、自力でトイレに行くこともできなくなった義理の父の死の前後、それはやってきた。施設から病院の往復という期間が何ヶ月も続き、その度にカンファレンスがあり、身の回りのものを持って行くなどもあり、家の仕事に家事、老々介護のお姑さんの愚痴聞きやサポート、頼まれたらマッサージなどもしていた。

 

自営の夫もかなり動いてはくれたけれど、疲れ果てていた私は一気に老け上がった。眼瞼下垂のように目蓋が下って開かなくなり、頬は落ち、口元は締まりが悪くなってへの字になっていた。

 

これはヤバい。私の顔ってこんなだっけ?!

 

ちょうど義理の父が亡くなる一か月前に、顔ヨガのレッスンに通っていたことを思い出した。やってみたら先ず気持ちが明るくなった。10分ほどやって、2日目には、お化粧して出かけようという気持ちになれたのを今でも有りありと思い出すことができる。

 

言いたいことを我慢して、不快なことを飲み込んで、日々のやるべきことをこなすことで、無かったことにして見てないことも多かった。色んな感情を封印して、日々やり過ごしていた。

 

表情筋を動かすことで気持ちの切り替えができると知って、私はトレーニングを受けることを決めた。トレーニングでは、表情筋を動かすことを特化して教えてくれた。

 

最近自身のクォリティが上がってきていて、表情筋だけでなく、そこに付随する首や肩、腕、姿勢や体幹、頭皮などの繋がり、自律神経にも深く作用する部位でもあることから、アプローチの仕方も変化してきた。

 

コロナ禍でマスク生活が余儀なくされるようになってから、美容整体や美顔などというセルフケアとして顔を動かしたり、セルフマッサージなどによって顔を調えていくやり方を紹介する方も増えてきた。

 

私も自身の研究や講座受講によって、どこをどう調えたら「その人らしさ」が引き出されるか。それに特化したクラスがしたいと考えるようになってきた。表情筋を動かす中で、ただ単に顔の弛みや歪みを調えていくだけでなく、人の心と表情との相関関係もあり、気づきの時間にもなれるようにと試行錯誤している。

 

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